圡善旅館様でのお泊り会記録

こんにちは。
つい先日、お友達のもちごめさんと原稿合宿で有名な圡善旅館様でお泊り会をしてきました。
今回はお泊り会がメインでしたので特に原稿はしてませんが、非常に居心地よく、楽しく過ごすことが出来ました。
レポ、というにはあまり詳しいものではないので、私の旅行記として読んでいただければ幸いです。

平日朝、起きて東京駅へ向かいました。うっかりやなので今日だけはミスするわけにはいかないと意気込んでいた私は、早めに着いてバスターミナルまでの道順を確認していました。なお、道順こそ間違えませんでしたが、うっかりは随所で連発し、もちごめさんにまあまあ迷惑をかけることになることをこの時の私は知りませんでした。
道順は結構単純で、東京駅の八重洲南口を出てすぐの階段を降り、地下街を突っ切ったらバスターミナルへ続くエスカレーターがありました。
平日でしたが、バス乗り場に人はそれなりに並んでいましたので、休みの日に出発される方は早めの集合をお勧めします。

もちごめさんとも無事合流し、バスの中であれこれ積もる話をしました。道中舞浜も見えたので、ディズニー行くならどうする? という話だったり、道沿いに大量に止まっている鳥に怯えたりしました。
2時間程度の道のりでしたが話しているとあっという間でした。宿の近くになるまではバスもあまり揺れず快適でした。宿の近くになると山が深くなり、若干揺れたかなという感じです。お守り代わりに酔い止めを飲んでおくといいかもしれません。

バスを降り、九州の地元を思い出させる古い街並みを見ながら、宿までの道を歩きました。ガソリンスタンドとか久しぶりに傍を通りました。
10分ほど歩き、圡善旅館へと到着。看板が出ているところと建物の入り口が少し違うので注意してください。鍵がかかった入り口の前で3分ほど二人で首を捻りました。地図を見ていれば問題なく付くので、私がうっかりしていただけですが念のため。

さて、辿り着いた旅館の外観はかなり古い建物で、観光用の旅館というよりもまさに学校で利用する合宿場といった雰囲気でした。
バスの降り口周辺や旅館に水滸伝の展示がされていたけど、何か有名なところなのでしょうか。
備え付けられていた呼び鈴を押して、しばし待っているとエプロンをかけた女将さんが出てきてくれました。事前にかけた電話と同じ声だったので、主要な部分はほぼお1人で切り盛りをされているのかもしれないですね。

通されたロビーで宿帳を書きました。この時お金を払うべきだったのですが、私はうっかりして払い忘れており、チェックアウト時に払うことになってしまいました。ご迷惑おかけしました。次回は忘れずにすぐ払います。

部屋のカギを受け取り、ご飯や施設の説明を受けました。話してくれた女将さんはずっとニコニコと愛想よく、大変優しかったです。その場でお風呂の時間も決め、お部屋まで案内されました。

その時、何も書かれていない色紙を頂きました。聞けば宿泊客に描いてもらっているとのこと。
宿帳を書いたロビーでも、描いてもらった色紙をスキャンしたものが映像で流れていました。
色塗り用のコピックまで貸して頂き、もちごめさんは素敵な絵を描かれるのでウキウキとされていましたし、私も絵の制作過程が生で見れるぞと大変浮かれました。

通された部屋は10畳以上はある非常に広いお部屋で、中央には2人で使うには十分な広さの机と椅子がありました。それとは別に奥に備え付けられている机には液タブが用意されており、壁にはプロジェクターもありました。大変ありがたいです。部屋にブルーレイプレイヤーがなかったので、フロントに電話するとすぐに持ってきて頂けました。

機材の接続を確認後、荷物を置いて、お昼ご飯を食べに外に出ました。バス停から移動する際に、青柳亭というお店があって、私は目をつけていたのです。
もちごめさんからも快諾頂き、中に入りました。古き良き定食屋さんといった趣で、ピンクの公衆電話や古い漫画がありました。ギリギリ聞こえない音量で時代劇やニュースがテレビから流れていて、それが木造の古い建物と合っていて雰囲気がありました。人も少なめだったので、座敷でゆっくり頂きました。

メニューを見ると生湯葉そばというものがあったので、それを頼もうとしたら売り切れていました。残念。悩んだ末、地元の名物の豚を使ったカツ丼を注文、もちごめさんはカツカレーを注文していました。

非常に美味しかったです。良い豚を使っているだけあって、脂身の部分がトロトロと柔らかく、箸で簡単に切れました。量も多すぎず腹に満ちました。
お腹いっぱいになったので、コンビニではお菓子を少しと冷たいお茶を2本買いました。持ち込み料を払えば飲み物やお菓子も宿に持ち込めますし、冷蔵庫も使えます。暑い日だったこともあり、お茶は途中で足りなくなったので後一本買っておけば良かったかもですね。

宿に帰ってきてからは、Fate関連の資料を拝見しつついろいろと話しました。
Fate/staynightをもちごめさん勧めてもらい、六週間で完走した私に、彼女は非常に貴重な資料の数々を見せてくれました。きのこ先生や声優さんのインタビューなど読みごたえがあり感心しました。大感謝。プロジェクターでFate20周年記念の配信も流しました。こっちも面白かったです。
その後、Garden of Avalonを聴き、心が全部ぐちゃぐちゃになりました。私はオイオイ泣いていたし、もちごめさんも静かに涙を流されていました。私はFateルートが一番好きなので特攻で刺さりました。本当に良かったです。

ちょうど聞き終わって二人で涙を拭った頃、夕食の準備が出来たと部屋の電話に連絡がありました。食堂に移動して食べる形でした。ご飯が美味しいと聞いていたので、ウキウキと足を運びました。

周囲に人がいなかったのでぬいすともゆっくり写真が撮れました。
甘くておいしい肉野菜炒め

ご飯の評判に偽りはなく、とても美味しいものでした。特に美味しかったのはお魚の煮物で、小骨が一切なく、味も良く染みていて絶品でした。

写真中央のお魚です。

私たちの他にもう一組泊まっていたのですが、衝立で仕切ってあったので特に視線を意識せずに過ごすことが出来たのもありがたかったです。

ご飯を食べてからは予約していたお風呂に向かいました。
トイレ系の水回りは最新式にリノベーションされていましたが、お風呂は古き良き風情がある大きなものでした。二人で使っていいなんて贅沢~。普段シャワーで済ませている人間ですが、ゆっくりと足を伸ばしました。洗面器がケロリンだったのも好き。あと、備え付けのシャンプー類が結構良さげでした。
ドライヤーはお部屋にあったので使わせてもらったのですが、ちゃんと風量のあるものだったので助かりました。

そしてお部屋にケーキを運んでいただきました。もちごめさんが誕生日近かったので、私からのお誕生日プレゼントとしてお渡ししました。部屋に運んでくれたスタッフの方も、おめでとうと言ってくれて私まで嬉しくなりました。

眼福

ずらりとグッズを並べて、撮影会をしてニコニコしました。セシ春もセイバーも可愛らしい。
ケーキは甘すぎないくらいの好みの甘さで、クリームもしっかりしてましたし、苺も上に乗っている以外に、中にたくさん入っていて大変美味しかったです。

その後はプロジェクターでカーニバルファンタズムを見て、ゲラゲラ笑いました。HFルートってあんなに全力でネタにしていいんだ。夜遅くまで見て満足し、その後液タブで遊びました。もちごめさんがサラサラと絵を描かれている光景に非常に感心しました。絵が上手い人は絵が上手い。私にもペンを譲ってくださったので五右ヱ門を五年ぶりくらいに描きました。
話題は全然尽きませんが、日付が変わる頃には布団を敷いて寝ました。

次の日、6時半には起きて朝食の時間までバースデーDVD見ながら喋ってました。みんな素敵。
8時に部屋の電話が鳴り、私たちは再びいそいそと食堂に向かいました。

ご飯の量が毎食結構たっぷりなのですが、おかずがとても進むのでもっと食べたいくらいでした

しっかり焼いた目玉焼き、ハム、わかめスープ、切り干し大根の煮物、昆布、そしてツナの和風煮物といったラインナップでした。
実は目玉焼きはあんまり得意ではないのですが、ここのは無性に美味しくて良かったです。そしてツナの和風煮が個人的にヒットでした。ご飯が進む進む。

部屋に戻ってからはカルライを流しながら、もちごめさんが色紙を制作されているのを眺めていました。絵が上手い人はアナログでも非常に絵が上手い。そして、カルライ再度開催決定本当におめでとうございます。
合宿中、もちごめさんは非常に楽しそうに絵を描かれているので、私は最近創作らしい創作をしてないな~と反省しました。私も小説とかブログとかもっとガンガン書きたいですね。

カルライがちょうど終わったころ、12時になり昼食に呼ばれました。
そう、追加料金を払えば土日だと昼食を作って頂けるのです。助かる~!

鯛めしは言うまでもなく、煮物が大変美味でした

鯛めしです。刺身をタレにつけて、ご飯に載せて頂きました。これもとても美味しかった……。他にもおいしそうなメニューがあったので次行く時は是非食べたいです。

部屋に戻った後は機材の片付けなどをしつつ、色紙の完成を最後まで見守りました。
我が家のぬいす達も色紙に描いていただき大変満足です。可愛いのなんのってもう最高。
お写真も10枚以上取って踊り狂いました。

もちごめさんに掲載許可済です。ありがとうございます!最高!

バスの時間も迫ってきたので、チェックアウトしました。ここで最後の大失態なのですが、私がバスの時間を勘違いしていて、15分近く早く宿を出てしまいました。
これの何が問題かって、せっかく女将さんが用意してくださってたデザートが食べられなかったんですよ……。本当に申し訳なかったです。大ショック。次回は気を付けます。女将さんからは、せめてこれだけでもとご厚意でグリーンダカラを頂きました。ありがたかったです……。

色紙をお渡しし(完成度の高さに女将さんは感服されていました。私まで嬉しい気持ちになりました)、お金も払って宿を出ました。
一泊二日の滞在でしたが、た~っぷりいることが出来て、最後に大失態こそしたものの本当に楽しかったです。滞在時間がずば抜けて長いというのは大きくて、たくさん話して、見て、笑ってと素敵な時間を過ごせました。
サービスもちょうど良かったです。食事の際も宿の方は傍にいませんでしたし、いい意味でずっと放っておいてくれるので、原稿合宿だけでなく、仲のいい人とじっくり喋りたいという方にもピッタリではないでしょうか。でも放置ではなく、声を掛けたら優しくご対応いただける、そんな温かい距離感は本当に癒されました。
本当に素晴らしい宿でした。次は二泊三日でじっくりと過ごしたいと思います。

さて、帰りのバスではASASのカミュAルートを進めました。三章の青の間のシーンでは私が隣で号泣してしまい、大変申し訳なかったです。あのシーン刺さり過ぎて泣かない方が難しいです。
その後カラオケ屋に移動し、Aルートを最後まで完走しました。私ももちごめさんもボロボロ泣いていました。あんなの泣かない方が無理です。永遠の名作。みんなカミュのASとASASのAルートやって彼の本質を知ってください。

その後、私が送り付けたFate/staynightの感想を読んでいただきながらあれこれ喋っていました。staynight面白過ぎて、10万字近い分量の感想になってしまっていました。非常に長い原作だけど、是非皆さんやってください。本当にやってよかった。永遠の名作。
その時にサントラを流しながら読んで頂いていたのですが、本編エンドロール曲になった時に、利用時間の終了の電話がかかってきて、本当に旅も終わりだな~と思いました。

楽しかった、楽しかったと言いながら駅まで歩き、もちごめさんと別れました。
本当に楽しかったです。話題が全く尽きませんでしたし、やりたいこともまだまだありました。始まる前は時間が余ったらどうしようとか思ってましたが、完全に杞憂でした。充実した時間でした。お付き合いいただいたもちごめさんには感謝の気持ちでいっぱいです。この場を借りてお礼申し上げます。

そして、圡善旅館も本当に素晴らしい宿でした。また絶対行きます。今度は絶対デザート食べますし、時間は四回指さし確認しようと思います。

以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ブログを書く上で写真を見直したら、ご飯の写真が大半で自分に呆れました。でも本当にご飯美味しかったです。ご飯まで含めて大満足の旅でした。また行きたいな~!

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