こんにちは。こちらは以前公開していた、私とうたプリとの出会いを語るだけの記事の改稿版になります。
前のは単純に文章が拙かったのと、二次創作方面にも必要以上に触れていた内容だったので、改稿に当たって色々と調整しました。
私がうたプリに出会ったのは、ちょうどレジェンドスターが最終回をむかえようとしてる2016年の年末のことでした。当時、主なジャンルとしていたものが軒並み更新を停止しており、私は飢えて暮らしていました。
そんな状況を哀れに思った友人が、ジェネリック推しにいいんじゃないと聖川真斗を薦めてきたのが全ての始まりだったのです。
推しの影を別の男で埋めることへの罪悪感など当時特に無かった私は、ジェネリック推しという一言に釣られて恋桜回を友人と一緒に見ました。まさに衝撃の一言で、次々繰り出されるパワー系の世界観、綺麗な作画、そして何よりちょうど良い古風具合と美しい顔、しっとりとした声に打ちのめされ、私は見事黄色い声をあげて画面に食いついていました。今も好きです。恋桜回。
こりゃ面白いと思った私は即座にテレビシリーズをTSUTAYAにある限り借りて友人と2周ほどしました。サブスクリプションのない時代ですね。あったのかもしれないですが、私には縁がなかったです。
まだDVDの出ていないレジェンドスターは、録画を見せてもらうなどしていました。
これに付き合ってくれていたのは、真斗君を進めた友人その人でした。ですが当時の彼女はオタクとは言い難い一般人寄りの人でしたので、今思えば申し訳ないです。
うたプリのアニメを何度も見ながら、妙にテンポの良い会話と力のある画面に爆笑し、ハイクオリティなライブシーンに夢中になりました。
いつしか原作である乙女ゲームの存在を知り、こんなに面白い彼らが七海春歌ちゃんとどんな顔をして付き合ってしまうのか気になりました。おためしとしてMusic1で一通り遊び、ソロ曲は素敵だしストーリーを見るに乙女ゲームも案外やれそうだぞと思った私は意気揚々とRepeatLoveをPSPに挿しました。
そして、案の定私は帰ってこれなくなりました。うたプリの原作って、プリンス一人一人に膝をつき合わせて向き合う分、情報量と濃度が段違いなんですよね。
今でも一番最初にクリアした真斗君ルートの光景を思い出します。うたプリのストーリー構造について全く知らなかった上で、妙にトンチキな状況下でも真摯に描かれる心情やプロへの意識、彼の気持ちとして差し出される歌詞カード、そしてあれやこれやを乗り越えた末に提示される騎士kissの世界で一番美しい前奏、ステージに向かう彼の背中、そういうのを一気に浴びてしまったのです。
冗談抜きで当時の私はPSPを握り締めたまま泣いていました。
その勢いで全ルートをプレイし、音也君の彼氏力とパワーに慄き、トキヤとの運命力にむせび、那月君ルートで再び号泣し、翔君ルートでアニメで見えなかった側面に沸き、まだ17歳のレン君相手に本気でキレた後に曲の良さにビビったり、順調にリピラブを満喫していました。
そして解放された愛島君ルートですが、真斗君にメロメロになっていたことからも分かるように、愛島君は私の好みとは正反対でした。正直、ここまできたら最後まで埋めねばという気持ちで当時は始めていました。
その結果として、現在の私は愛島君メインで二次創作を行い、個人サイトを立ち上げ、このブログも立ち上げ、同人誌も何冊も出しています。そう、私の中で大革命が起こったのでした。
愛島セシルの神秘性と辛い過去、あまりにも一途な愛、育ちに裏打ちされた紳士さ、冬の逃避行などシーンなど、私の心はがっつり掴まれました。卒業オーディション前のシーンで私はただ呻くことしか出来ませんでした。すぐさまTSUTAYAに自転車で走り、当時出ていた愛島君のソロCDを全部借りて、何度も何度も聞いていました。
ゲームをやって、本当にジャンル惚れ込みましたし、何よりゲームがなかったら愛島君を推しにすることはなかったかもしれません。原作ゲーム、本当に楽しいのでオススメです。broccoliは夏と冬に大体セールをするので、そこを狙いましょう。ではまた!