うたプリとの出逢い

 ブログらしく本格的な自分語りに入ろうと思います。
 管理人がうたプリに出会ったのはちょうどレジェンドスターが最終回をむかえようとしてる年末のことでした。当時主ジャンルとしていたものが軒並み更新を停止していた状況で、飢えて暮らしていたところにそんな状況を哀れに思った友人から、ジェネリック推しにいいんじゃないと聖川真斗君を薦めてきたのが全ての始まりだったのです。
 推しの影を別の男で埋めることへの罪悪感など当時特に無かった私は、ジェネリック推しという一言に釣られて恋桜回を友人と一緒に見ました。まさに衝撃の一言で、次々繰り出されるパワー系の世界観、綺麗な作画、そして何よりちょうど良い古風具合と美しい顔、しっとりとした声に打ちのめされて私は見事黄色い声をあげて画面に食いついていました。


 こりゃ面白いと思った私は即座にテレビシリーズをTSUTAYAにある限り借りて友人と2周ほどして、まだDVDの出ていないレジェンドスターの録画を見せてもらうなどしていました。今思えばTSUTAYAレンタル代は割り勘ではなかった気がします。友人が出してくれていました。今はその友人もうたプリを主ジャンルにして活動していますが、当時はオタクなのかも怪しい一般人寄りの人でしたので、何が彼女をそこまで駆り立てたのでしょうか。閑話休題。


 当時アニメを見るスタンスは世間並みに妙にテンポの良い会話と力のある画面に爆笑し、ハイクオリティなライブシーンに興奮しているだけでした。しかし、いつしか原作である乙女ゲームの存在を知り、こんなに面白い彼等が七海春歌ちゃんとどんな顔をして付き合ってしまうのか気になってしまったのです。おためしとしてMusic1で一通り遊び、ソロ曲は素敵だしストーリーを見るに乙女ゲームも案外やれそうだぞと思った私は意気揚々とRepeatLoveをPSPに挿しました。


 こんな辺境サイトまで来る方々は今後の展開に察しが付いてしまったと思うのですが、案の定私は帰ってこれなくなりました。今でも一番最初にクリアした真斗君ルートの光景を思い出します。うたプリの構造について全く知らなかった上で、妙にトンチキな状況下でも真摯に描かれる心情やプロへの意識、彼の気持ちとして差し出される歌詞カード、そしてあれやこれやを乗り越えた末に提示される騎士kissの世界で一番美しい前奏、ステージに向かう彼の背中、そういうのを一気に浴びてしまったのです。冗談抜きで私はPSPを握り締めたまま泣いていました。


 その勢いで全ルートをプレイし、音也君の彼氏力とパワーに慄き、トキヤとの運命力にむせび、那月君ルートで再び号泣し、翔君ルートでアニメで見えなかった側面に沸きとしていたのですが、神宮寺ルートで友情エンドに辿り着き、私といる時より神宮寺と一緒にいる方が真斗君幸せそうな気がすると思ってしまい、当時夢女として半覚醒しつつあった私は腐女子としての私に打ち負けて失恋を経験するなどしていました。この辺りの時期の自分は客観的に見て本当に気持ち悪いのであまり思い出したくありません。
 しかし夢という側面を除いても、真春はやっぱり素敵だなと今でもよく思い出しています。というよりプリ春はみんなそれぞれ違った運命力があって本当に見てて素敵です。元々腐っている人間ですが、うたプリで男同士のCPをメインにしなかったのはゲームで描かれる彼等と春歌ちゃんとの関係があまりに魅力的だったからかなと思います。


 そして解放された愛島君ルートですが、真斗君にメロメロになっていたことからも分かるように私の好みとは正反対の男でしたので、ここまできたら最後まで埋めねばという気持ちで始めていました。その結果が現状です。私の中で大革命が起こったのでした。愛島セシルの神秘性と辛い過去、あまりにも一途な愛、育ちに裏打ちされた紳士さ、特に冬の逃避行など私の心をがっつり掴み、卒業オーディション前のシーンで私はただ呻くことしか出来ませんでした。すぐさまTSUTAYAに走り、当時出ていた愛島君のソロを借りて何度も何度も聞いていました。


 愛島君のどこが好きなのか未だに上手く言語化出来なくて(それを探る為に作品を作っている側面もあります)、ただただ一目惚れとしか形容できない状態が続いています。セシ春が最高過ぎたので愛島君は全部セシ春前提で考えたいとなり、当然セシ春は沢山書くし、その前提でモブ姦もやりたいので、色々あってサイト建設まで至りました。
 ゲームをやったのが運の尽き、本当にジャンル惚れ込みましたし、何よりゲームがなかったら愛島君を推しにすることはなかったかもしれません。ゲーム本当に楽しいのでオススメです。ちょっと普通に長いのでサイト建設に至る流れや、メインCP書く理由は別記事とかで書きたいと思います。ここまでありがとうございました。

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